
キャンプはじめての方へ
【2】キャンプに出かける前に・・・
はじめに
キャンプって何?そんな超初心者のためのサイトです。キャンプはその目的やスタイルによって人それぞれの楽しみ方があります。キャンプ=こうでないとダメといった固定概念は捨てて気軽に楽しみましょう。
テントや寝袋がないとキャンプができない ➡ いいえ、できます。キャンプ=テント泊だけではありません。キャンプといってもいろいろなスタイルがあります。では、さっそくキャンプの魅力を見ていきましょう!!
目次
キャンプって何??


キャンプファイヤーで談笑。キャンプの夜はいつもよりみんなとの距離が縮まる
ポイント:自然の中の生活を楽しむこと!
キャンプ → 一言でいえば「野営」!笑
キャンプはその目的やスタイルによって十人十色の楽しみ方があります。登山やトレッキングで宿泊施設がない山に入ったときの夜はキャンプになるし、自転車やオートバイでテントを持って旅する人もいます。これらの場合、キャンプは単に宿泊の手段であり、目的はまた別のことにあります。
一方、キャンプそのものを目的とした楽しみ方もある。車で、山、川、海、フェスなどに出かけ、そこでゆったり時間を過ごしたり、バーベキューしたりして、自然を満喫したり、アウトドアアクティビティを楽しむのである。タープ、テント、ツーバーナー、テーブル、いすなど野外で使いやすい道具を用意して、設備の整ったキャンプ場を利用する。一般にオートキャンプといわれるスタイルで、自然ん中で過ごす気持ち良さを家族や仲間、恋人と気軽に楽しもうというもの。
キャンプ場ってどんなところ?

ポイント:自然を楽しむアウトドア基地
登山や立の宿泊手段としてキャンプをする場合、ありのままの自然の中で野宿をすることも多いが、キャンプそのものを楽しむことを目的としたオートキャンプなら、設備の整ったオートキャンプ場を利用するのが最善です。
キャンプ場は山や川、海、湖など自然豊かな場所に近接している場合が多く、アウトドアを楽しむにはもってこい。一般にオートキャンプ場といわれる施設の充実したキャンプ場が全国には1200か所以上ある。「日本オートキャンプ協会・オートキャンプ白書2017」より。清潔なトイレと炊事場は当然として、キャンプ場によっては温泉やドッグラン、アスレチックなどが備わっており、芝生で場内がきれいに整備されていたりするので、アウトドアとはいえ、とても快適に過ごすことができます。また、バンガローなどの宿泊施設があれば、テントがなくてもキャンプの雰囲気を味わうことが出来る。
大自然を楽しみ、快適にキャンプ生活を送るアウトドア基地、それがキャンプ場なのです。
キャンプ場の施設「8つのポイント」
ポイント:トイレ、お風呂、炊事場があるか確認
オートキャンプ場には清潔なトイレや料理をするための炊事場など、アウトドアを快適に楽しむための様々な施設があります。道具のレンタルや、温泉などが付いているところもあります。道具のレンタルは事前に「キャンプスマイル」で借りてくださいね(笑)

1、管理棟
キャンプ場についたら、まずここでチェックインをする。管理人やスタッフがいるが、夜間は閉まってしまうところもあるので、営業時間を確認しておこう。

2、炊事場
食器を洗ったり、食事の下ごしらえをしたりする場所。みんなで使用する共有スペースなので、使った後はきれいに掃除しておこう。屋根が付いていれば、雨の日も作業をしやすい。

3、トイレ
トイレが綺麗かそうでないかで、キャンプの快適度は大いに異なる。しかし、最近のキャンプ場では、不快なトイレの心配はそれほどなさそうです。

4、温泉
温泉があれば1日の汗を流すのにも嬉しい。利用代金はキャンプ場と別途必要なところもある。また、湯銭はなくてもシャワーのみが設置されている施設もある。先に確認しておこう。

5、売店・食堂
タオル、ライター、墨、ガスカートリッジ、食材、洗剤、電池、虫よけスプレーなどキャンプに必要なものはたいてい揃っている。忘れ物をしたときに便利♪また、食堂があるキャンプ場では、料理をする手間を省けるので、手軽にキャンプを楽しめる。

6、バーベキュー場
バーベキュー場があれば、グリルをもっていかなくても手軽にBBQを楽しめる。一度にたくさんの食材を焼けるので大人数でのキャンプに利用価値大。

7、レンタル用品
カヌー、マウンテンバイク、グリル、ダッチオーブンなど様々なレンタル品がある。つまり、道具が揃ってなくてもキャンプは楽しめます。

8、ゴミ捨て場
それぞれのキャンプ場でごみの出し方にはルールがあります。指定されたとおりに出そう。また、ごみ捨て場がないキャンプ場では、出したごみは自分たちで持ち帰りましょう。
キャンプ場のロケーション



ポイント:キャンプで何をしたいか
四季があり、起伏に富んだ地形を有する自然豊かな国、日本。キャンプに適したフィールドは無限にあるが、大別すると「川」「湖」「海」「森」「高原」「フェス会場」など。さらに季節、標高、周囲の環境によって気候や、雰囲気、アクティビティなどがそれぞれ異なってくる。
例えば、夏、海辺のキャンプ場と高原のキャンプ場で比較した場合。前者は釣りや海水浴など海のレジャーが楽しめ、夏の暑さと開放感を思う存分に楽しめる。市場などで手に入るであろう新鮮な魚介類も魅力的。一方、後者は避暑地だ。水や豊かな自然景観が期待でき、トレッキングにハイキング、昆虫採集などが楽しめる。また、混雑しがちな海に比べるとゆったりとくつろげる雰囲気がある。
キャンプ場を選ぶとき、大切なのはキャンプで何をしたいかによって変わってくる。目的をはっきりさせて、それに最適なシーズン、フィールド、アクティビティのある場所を選ぼう!
サイトの種類

区画サイト:テントの設営場所が指定されている。

フリーサイト:決められた区画内ならどこでもOK

登山キャンプ:登山する人たちの山の指定キャンプ地
ポイント:フリーサイトと区画サイト
キャンプ場のサイトは大きく分けて2種類。設営スペースが各人にきちんと割り当てられている区画サイトと、芝生や林間など決められたスペースの中ならどこにテントを張ってもいいフリーサイト。
区画サイトがあるのは一般的にオートキャンプ場といわれるところ。芝生がきれいに敷かれ、施設が充実しており、非常に細やかなところまで整備のいきとどいたキャンプ場が多い。AC電源などが設置されているところもある。一方、フリーサイトは自由度が高いのが最大のポイント。気に入った場所に思い思いの自分たちのサイトを設営できる。区画サイトに比べると料金が安いのも魅力的。しかし、場所取りは早いもの勝ち。
また、簡易な水道などが設置されているだけの野営場や登山者のためのキャンプ指定地といったところもある。管理人などは常駐していないところが多いが、自然への配慮を忘れずに過ごそう。
サイト以外の宿泊施設

バンガロー:ベッドが設置されているか、または板張りの寝るだけの小屋で、キッチンなどの設備はない。ほかの宿泊施設と比べれば安価。

コテージ:キッチンやトイレ、冷蔵庫などが付いた別荘風の小屋。大きさはさまざまで、4人家族用のものから、大きいもので10人以上が泊まれるコテージもある。ちょっと贅沢な楽しみ方。

ティピー:米北インディアンの住居。ポールにキャンパス地を巻いたテント。天井に穴が開いており、煙がこもらないので、中で焚火を楽しむことができる。日本でもティピー型テントが流行。テント内での火の使用は一酸化炭素中毒を引き起こす危険がある。

パオ(ゲル):中国やモンゴルの雄吾区民が使用している移動式住居のこと。それを模したキャンプ場の宿泊施設もある。寝るだけの場所しかないが、四角い建物より開放感があるのが特徴。

トレーラーハウス:アメリカやヨーロッパでは、このトレーラーハウスを引っ張ってキャンプ生活を送る人が少なくない。中はやや狭いが、キッチン、トイレなどの設備が充実している。

グランピング:グラマラス×キャンピングの造語でラグジュラリーなアウトドア体験ができます。おしゃれでゴージャスに装飾された外観や内装が特徴。手ぶらで体験できるグランピング施設も全国で展開されている。キャンプスマイルではグランピングセットもレンタルしている。
ポイント:テントが無くてもキャンプ出来ます。
キャンプってイメージすると、自分たちでテントを張って自炊して過ごすイメージがありますが、キャンプ場によっては、コテージやキャビン、バンガローといった宿泊施設を備えているところもある。キャンプをはじめたばかりで、道具が揃っていないときや、テントで寝るのに抵抗がある人などでも、こうした宿泊施設を利用すれば、キャンプの雰囲気を気軽に楽しむことができる。
小さな子供がいる場合でも、しっかりした建物なら安心。寒暖の差もテントほど気にならないし、また、風の強い日や雨の日など、テントよりずっと快適に過ごせる。また、10人、20人といった大人数でキャンプをするときも、こうした宿泊施設は便利。大型のコテージを借りてしまったほうが、各人でテントやタープを設営し、サイトを作るより場所をとらずにみんなでまとまれるし、また料金も意外と安くすむ。
キャンプだからといって、テントでの宿泊にこだわらずバンガローやコテージからはじめ、キャンプの流れを把握してから、次のステップとしてテント泊するのもあり。
なんといってもテント泊の最大の魅力は、自分たちで居住地を作りあげるところにある。まさに「おとなの基地」なのである。
キャンプの季節

春:菜の花やさくらが咲き始めると、キャンプの季節も到来。ただし、昼間は暖かくても夜はまだかなり冷え込むので防災対策を忘れずに。新緑のころになると、より快適な気候になる。

夏:海や川などでアウトドアアクティビティを楽しむのに最適な季節。また、夏休みを利用した長期キャンプのチャンス。ただし、キャンプ場のハイシーズンとなること時期、混雑が予想される。天敵は混雑と虫!

秋:夏の暑さが去るシルバーウィーク前後は、キャンプに最適な季節。紅葉を迎える山の景観も美しい。ただし、10月を過ぎると日照時間はかなり短くなり、気温も下がるので注意が必要。個人的にはキャンプするのに一番好きな季節。

冬:冬はキャンプできないのだろうか・・・そんなことはない。冬でもキャンプは可能である。雪中キャンプは、ほかの季節にはない澄んだ空気と、夜になると綺麗な星空、壮厳な雰囲気を味わえる。寒さに躊躇してしまいがちだが、平地のキャンプで防寒対策を万全にしていれば難しいことはない。また、この季節は虫がいないのもキャンプをする上では魅力的。
ポイント:初夏と初秋の気候が快適
四季がある日本。季節によって自然はまったく違う表情を見せてくれる。それぞれ色があって美しいものだ。
では、キャンプに最も適した季節はいつだろう。天候や気温を考えた場合、5月~梅雨に入るまでの初夏と、9月~10月中旬くらいまでの秋ではないだろうか。日中に暑すぎず、夜は寒すぎず。さらに、初夏は日照時間も長く野外活動がしやすい。新緑に包まれる森の景観もさわやかですがすがしい。そして、秋は旬を迎える山海の幸が多く、キャンプめしの楽しみも増える。10月を過ぎると、少し気温は下がり日も短くなってくるが、そのころから色づきはじめる山々の紅葉も美しい。
それから、一般的にキャンプのイメージの強い夏。この時期は海や川などで水遊び併せて楽しむには最適です。高原や山など避暑地でのキャンプも、春や秋より夜の冷え込みがない分、快適に過ごせる。どの季節でもキャンプは楽しめるが、季節によっての対応を考えて準備しよう。
キャンプ計画を立てよう!
1泊2日のキャンプスケジュール!
▼1日目 11:00:出発 慣れないうちはパッキングに時間がかかる。できれば前日のうちに大きな荷物は積み込みを済ませよう。少なくとも1時間はみておいたほうがいい。昼食は途中のインターや、コンビニなど手軽に済ませよう。 13:00:到着 チェックインは午後からというキャンプ場もあるが、なるべく早めの到着を心がけよう。 13:30:設営 チェックイン後、早速自分たちの基地を作ろう!みんなで協力してテントにタープを設営。 14:30:自由時間 設営が終わったら、キャンプ場を散策したりアウトドアアクティビティを楽しむのもヨシ!自由な時間を過ごそう。 16:00:夕食の準備 日没の2時間前には夕食の準備をはじめるようにしたい。夜の明かりはランタンやヘッドランプだけになるので、この時間までに大方済ませておこう。 18:00:夕食 キャンプファイヤーをしながら、空の下でするキャンプめしは格別!お酒と一緒に語り合おう。 22:00:就寝 きちんと食事尾後片付けをして、明日に備えよう。 ▼2日目 7:00:起床 小鳥のさえずりと共に迎える朝はとてもさわやか。1日のうちで最も気持ちのいい時間。 8:00:朝食 アウトドアな雰囲気を感じながら、コーヒーを淹れ、サンドイッチなど簡単に済ませよう。 9:00:自由時間 撤収を先に済ませてしまい、帰路どこかによって行くというのでもよい。 14:00:撤収 あまり遅くならないうちに帰宅しよう。早めの撤収を心がけよう。帰りは温泉に寄るのもあり。
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ポイント:余裕のあるプランを立てよう!
テントを張ったり、料理をしたり、火をおこしたり、キャンプではやることがたくさん。できればテントは事前に張る練習を、料理の下準備は自宅で済ませる。これだけで大きくスケージュールに余裕が出来る。キャンプ生活では、午前、午後、夕方とおよその予定を考えておいたほうが上手に時間を使える。
最初のうちは来る前の荷物の積み込みさえスムーズにいかないし、キャンプ場につくまでには渋滞などもあると考えておいたほうがいい。
キャンプ場の予約方法

キャンプ情報雑誌やインターネットを活用して情報をゲットしよう。書店には様々なキャンプ場ガイドが並んでいる。
▼キャンプ場選びのポイント
料金
料金はキャンプ場によって異なる。利用人数、テントの数、車の台数などによっても違う。フリーサイトで大人2人、子供2人とした場合、5千円前後が目安。※予約を取り消す場合、キャンセル料が発生することもあるの注意。キャンセルの場合は早めに電話しよう。 |
アクセス 自宅から2時間以内の場所が無難。高速道路を降りてからどれくらいかかるか、周辺に何があるかなど、ガイドブックやインターネットを参考に情報をゲットしておこう。 |
開設期間 標高の高いところなど、冬、雪に包まれてしまうような地域のキャンプ場は、11月~3月くらいまで閉鎖するところもある。出かける前には電話などで確認しよう。 |
施設 はじめての内は、少し料金が高くても清潔で設備の整ったキャンプ場のほうが安心して楽しめる。温泉や、売店、アウトドアアクティビティを楽しめる施設が併設されているキャンプ場を選ぼう。 |
利用条件 直火の焚火が禁止だったり、ペット同伴不可だったりするキャンプ場は少なくない。どんなキャンプがしたいかを考えたうえで、条件にあったキャンプ場を探そう。 |
ロケーション インターネットなどの写真や簡単な説明からイメージを膨らませよう。中でも口コミはいい情報、悪い情報含め、参考になる。広々としたサイトなのか、林間なのか、水辺はあるのかなど、目的に合わせてロケーションを考えよう。 |
ポイント:予約は早めに。不明点は電話で確認しよう。
ハイシーズンを迎えると直前予約は難しい。キャンプ場を利用する場合、基本的には事前に予約が必要です。まずはガイドブックやホームページなどを利用してキャンプ場の情報をゲットしよう。写真と簡単な説明、施設の有無、料金などが細かく載っている。そして、好みのキャンプ場が決まったら電話やWEBサイトより予約を入れておく。管理人が常駐ではなく、電話がつながりにくいこともあるので、利用予定日には余裕をもっておこう。
予約の際は日程と人数を伝え、改めて施設や利用条件などを確認しておく。例えば、焚火をしたいのに、焚火禁止のキャンプ場だったというようなことがないように。ペットの同伴や、レンタル品を利用する場合も、予約の時点で聞いておこう。電話の前に確認する点をまとめておくと聞き忘れがなくスムーズに進むだろう。
特に夏休みやゴールデンウィークなどは、他の観光地同様、キャンプ場も込み合うので、予定が決まり次第、予約を入れておいたほうがいい。また、冬季は閉鎖してしまうところもあるので注意。